ももいろかんづめ

病院であった興味深い話や漫画家の夫を応援する漫画を描いてます

ゆつきの看護覚え書①肺がん

こんばんは、ゆつきです。 

一連の漫画ストックの放出が概ね落ち着きましたので、次は別のテーマをいってみようと思います。

以前にモチベーションマネジメントの研修で習ったのですが

成果=能力×モチベーション、らしいです。

そこで、怠惰な私は考えてしまうのです。

・・・モチベーションが高かったら、能力が低いの補えるんじゃね?と。

ナースの自己学習の公開って需要があるのか甚だ疑問でもあるんですが、誰かに見てもらうってなると、ペンが進みません? 露出癖でしょうか…というわけで、いっちょ公開してみたいと思います。

 肺がんってどんな病気?

 

公開している漫画などから察しの良い方はお気づきかもしれませんが、ゆつきは呼吸器内科に勤務しています。

 

呼吸器内科の病気と言っても、病院や病棟によってどんな病気の比重が高いかはまちまちだと思うのですが、私の勤める病棟に入院する患者様の4割くらいは肺がんです。

↓入院患者の割合のすごくざっくりしたイメージ

 

というわけで、相対的に肺がん患者さんに関わる機会が多くなりますので、今回は肺がんからいってみたいと思います。

 

肺がんって世間的にはどういうイメージですかね・・・息苦しいとか、血痰が出るとか、胸が痛いとか・・・そんな感じなんでしょうか。タバコを吸う人がかかるようなイメージもあるかもしれません。

 

しかし、結構どこにがんができるかによっても、現れる症状が違えば、種類によっても治療や経過が変わってきます。ナースもエスパーじゃありませんので、基本的な知識を頭に入れて、ポイントを絞って観察したり、質問したり、これから先のことを予測して対応したりしています。

検査をする前には、検査自体や検査前後の生活上の注意を説明しつつ、検査への不安を緩和します。安全に検査を進められるように、守っていただきたいことが守られているか、状態変化が起こっていないか、と観察や声かけの強化をします。

医師からの説明や告知の際には同席して、患者様が不安や疑問に感じていることを聞けるようにサポートしたり、説明後の反応から理解の程度を確認したりします。

治療はものによってかなり介入が違うのですが、それはまた長い話になってしまうので、今夜はひとまずここまで。